小学生への講習会


先日、専門学校時代の同級生から依頼があり、

長崎市内の小学生バレーボールチームのトレーニング講習会に講師として参加しました。


今回はストレッチやトレーニングを中心に、ケガを予防しながらパフォーマンスを高める方法を伝える内容。


午前中の講習会では、


  • 正しいストレッチのやり方

  • 頭を使うゲーム感覚のトレーニング

    などを実践。



さらに、保護者の方向けには子どもがケガをした時のアイシング方法や応急対応についても解説。


会場全体が真剣で、

子どもを守りたい」という思いが伝わってくる雰囲気でした。

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講習後の2部練


午前中の講習会が終わり、昼食を取って少し休憩をし帰ろうとした際に、

小学生のバレーチームがいくつも集まり、午後から練習試合が始まりました。


体育館の中は蒸し暑く、空気がこもっていて、外よりも熱気があるように感じました。


「大丈夫かな?」と少し気にはなっていましたが、子どもたちは元気に動き回り、試合に集中していました。




しかし試合が進むにつれて、徐々に異変が起き始めました。


  • 顔を真っ赤にしてフラフラしている子

  • 頭が痛いと訴える子

  • 立ち止まって動けない子



次々に熱中症の初期症状を示す子どもが増えていき、

気づけば15〜20人近くが体調不良を訴え、私たち講師4人と保護者の方々が総出で対応する事態に。




冷却タオルや氷のうを首・脇・太ももに当て、

うちわで風を送って体温を下げながら水分・塩分補給を促しました。

中には顔色が真っ青になって座り込む子もいました。




この経験で、熱中症は“突然・一気に起きる”ことを改めて実感しました。


そして、普段からの水分補給・休憩・環境管理の大切さを、

子どもたちだけでなく指導者・保護者みんなで共有する必要があると強く感じました。


熱中症対策と体調管理



1. 水分補給は“水+塩分”が鉄則


熱中症対策でまず思い浮かぶのは水分補給ですが、水だけでは不十分なこともあります。


大量の汗をかくと、体内のナトリウム(塩分)やカリウムといったミネラルも一緒に失われます。


その状態で水だけを飲むと、体液が薄まり逆に体調を崩す(低ナトリウム血症)リスクがあります。



おすすめ:スポーツドリンク・経口補水液


避けたい飲み物:お茶・コーヒー(利尿作用で水分が抜けやすい)


特に子どもは体が小さく、汗の影響を受けやすいため、**こまめな給水(10〜15分に1回程度**を意識しましょう。





2. 休憩と服装の工夫


練習に集中すると、子どもは「休憩しないで頑張る」ことがよくあります。


しかし、熱中症は頑張りすぎたタイミングで一気に発症するケースが多いです。


  • 休憩は細かく区切る:長時間の練習なら、30分ごとに5〜10分休憩

  • 服装は通気性の良い素材:綿素材や通気性の悪い服は熱をこもらせやすい

  • 屋内競技でも油断しない:体育館は風通しが悪く、熱中症リスクが高い



また、帽子やタオルで直射日光を防ぎ、日陰を作る環境も重要です。





3. 体温を下げる“冷却ポイント”


熱中症を疑う症状(顔の赤み・汗が止まらない・めまい・吐き気)が出た場合は、

すぐに運動を中止し、涼しい場所へ移動させます。


  • 冷却する部位:首・脇・太ももの付け根

  • 理由:太い血管が通っているため、効率的に体温を下げられる

  • 用意したいもの:氷のう・保冷剤・冷却シート・濡れタオル



**応急処置は「体温を1分でも早く下げること」**がポイントです。





4. 熱中症後のケア


熱中症になると、体が重い・足がつる・全身がだるいなどの症状が数日残ることがあります。

これはミネラルバランスの乱れや筋肉の疲労、体の熱ストレスによるものです。


  • 軽いストレッチやマッサージで筋肉を緩める

  • 睡眠・栄養補給で体力回復を優先

  • **体の巡りを整える施術(整骨院でのケアなど)**も有効

     → ふくらはぎや足裏のケアで足のつり防止

     → 首・肩まわりを緩めて自律神経を整える



「練習を休みたくない」と思う子どもも多いですが、無理に再開すると再発のリスクがあるため、

体調が完全に戻るまでのケアが大切です。

院内写真


まとめ



熱中症は、その場で命に関わる危険があるだけでなく、

たとえ軽い症状で済んだとしても数日間続く疲労・筋肉のこわばり・だるさなどを残すことがあります。


特に小学生や中高生は体温調節機能がまだ未発達であり、夢中になって練習を続けてしまうため、

大人が早めに気づいて対処することがとても大切です。





予防の3本柱


  1. 水分+塩分補給(スポーツドリンク・経口補水液をこまめに)

  2. こまめな休憩と服装の工夫(無理せず休む・通気性の良い服)

  3. 万が一の時の冷却方法を知っておく(首・脇・太ももを冷やす)



この3つを徹底するだけで、熱中症のリスクを大幅に下げられます





熱中症になった後のケアも重要


熱中症は回復後も、体のバランスが崩れやすい状態が続きます。


  • 足がつる

  • 肩や腰が重い

  • 全身がだるい

    こうした症状は、「体の巡りが乱れているサイン」です。



そんな時は無理をせず、体を整える時間を作ることが再発防止につながります。

ストレッチや睡眠・栄養に加え、必要に応じて整骨院での体のケアを受けることで、

次の練習に安心して臨むことができます。





最後に


夏のスポーツ現場では「頑張ること」が当たり前になりがちですが、

**体調管理は“命を守るための第一歩”**です。

子どもたちが安全に、そして長くスポーツを楽しめるよう、

指導者・保護者のサポートが欠かせません

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